第3話 子育ての前に夫婦あり
子どもは生まれながらにして大切なことは何かをよく知っています。なにもしないで眠っているだけの赤ちゃんですが、両親の愛情に受け答えすることや、周囲の人に愛情をふりむけることの真実を知っています。生まれたばかりの赤ちゃんが、やすらぎの心、あたたかな心を私たちに、正しく届けてくれます。
子どもが育つにつれても、同じことがいえます。みんなにものを分かち与えたり、さびしそうな人にやさしく声をかけたり‥これら人間として本当に大切なことは大人が教えなくても、幼い子どもたちはちゃんと知っています。知識ではなく、自分の心で理解しているのです。
ご夫婦が大切にすることは、当然過ぎることですが、心の交流をするということです。ご夫婦の人間関係こそが、赤ちゃんの人間形成の基礎となるわけで、子育ての根本は、夫婦2人が正しく向き合って家庭環境をつくることにあります。
子育ての前に、なかよしの夫婦あり、です。子どもには、たくさんのモノや知識を与える必要はありません。とりわけ、過剰なコトバと早くからの勉強は気をつけるようにしましょう。ご夫婦がやさしい気持ちでいること、そうすれば、自然と子どもにやさしく接しられるのですから‥。
このことを赤ちゃんが生まれる前に、夫婦2人が知っていることは、赤ちゃんにとって本当に幸せなことです。